日本のマスメディアはモンゴル人をなめている

昨年12月30日に、我々が運営している在日モンゴル人SNSサイトVIMOの主催で在日モンゴル人忘年会を開催した際、産経新聞の幹部の方を含め、数名 の日本人を招待した。ところが、「夕刊フジ」の記者小川という人がパーティー当日来て、主催者と全然関係ないモンゴル人女性と話した内容を「夕刊フジ」の 1月7日号の第3面に「朝青龍、同胞からも総スカン…大忘年会“締め出し”「酒癖悪い」「セクハラ」招待されず」と言うタイトルで、更に産経新聞も「白 鵬、忘年会で人気者　朝青龍に招待状なし　２横綱土俵入りも明暗」というタイトルで掲載した。

「主催者の一人がこう説明する。　「実は今回、ドルジ（朝青龍）への招待状を出しませんでした。秋のパーティーの彼は非常に酒癖が悪く、苦労の多 い同胞同士が唯一心を許しあえるパーティーにもかかわらず、他のモンゴル人力士たちに無理やり酒を飲ませるなどイバリ散らして、自分一人のパーティーにし てしまっていたからです」」などといった事実に反することが書かれていた。本当は、彼について一連の騒動直後ということで、パーティーに参加するのはメ ディアに大きく取り上げられて、横綱に悪影響を及ぼすんではないかという気遣いで今回彼の招待を見送ったのである。そして、主催者側の誰もがその記者と接 したことはなかった。

日本のマスメディアはモンゴル人をなめているんじゃないか。

我々が抗議文を当日出した結果、夕刊フジや産経新聞が記事をウェブサイトから削除し、本日謝罪文を小川記者本人が持ってきたが、「全く嘘ではない ことを書いた」等と言い訳をしていた。我々モンゴル人は「名が汚れるより骨が折れ」という諺がある程である。これから日本の新聞に今回の件と似たような、 モンゴル国やモンゴル人について事実に反する、モンゴル国、あるいはモンゴル人の名誉を損害することが書かれた際、裁判を起こすまで行動に出ざるを得な い。